8日ぶりの出社。
休暇中にバットニュースが入ったのと残務が山積みだったので、なんとも重たい気分で会社に向かったが、デスクに座ってしまえば頭が勝手に動き出すもの。
手っ取り早くすませられる仕事からスパスパとやっつけていく。
久しぶりに聞く現地スタッフの中国語や笑い声がなんとも心地良い。
赴任から二年半が経ち、すっかり今の会社が自分の居場所になったことを実感する。
さて、本社様が中期計画なるものを作れとおっしゃる。しかも2030年まで。
若い頃は、なんでこんなものを作るのか、計画通りにいった試しなんかないだろう、などと思いながら腐ってばかりいた。
でも今回ばかりは、しっかりやらないといけないな、と素直に思う。
立場が変わったというより、純粋に気持ちの問題かもしれない。
仕事や会社は横において、2030年の自分や家族がどうなっているのか。これは妄想するだけで結構楽しい。
上の息子は高校生に入学し、下の娘は中学生になった頃合いだ。
息子は、今のように自分で決めたルールを守れているだろうか。
娘は、少しはお兄ちゃん離れをして、自分の意思で歩めているだろうか。
思春期の真っ只中で、親子入り乱れての小競り合いを繰り返しているかもしれない。
自分には反抗期というものが特になかったと思っているが、親からみてどうだったのだろう。今度会ったときに聞いてみたい。
家族みんなで大爆笑、というシーンは、きっと今よりも減っている。
ただ今と変わらず、自然と家に帰りたくなるような、心地よい空気が流れる居場所が家族であって欲しい。
2030年に自分がどうなりたいか、というのは朧げながらもイメージは持っている。
46歳になった自分。
「どうなりたいか」というより「どうありたいか」の方が近い感じだけど。
日本に帰任したらいくつかチャレンジしたいことがあって、そのうちのいくつかは全くの未経験なので、ゼロからイチを造るイメージだ。
創造といえば大げさだけど、2030年に向けて今から創っていかないとな、と思う。
中国で過ごす残り2年間(勝手に決めてる)と日本に帰ってからの5年間ほどで、
やりたいことや、やらなければならないことが山ほどあるのだけれど、
迷ったり、見失ったりしないように、自分の中期計画も改めて仕上げておこう。
会社の中期計画だけしっかり作って、自分の中期計画をおろそかにするなんて本末転倒なのだから。
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