なんで勉強をするの、と聞かれたときに

考えごと

一番大切なのは、人生を楽しむこと

仕事も勉強も人生を楽しむためにやること

自分の人生は、自分でデザインすること

人生を自分でデザインするのは楽しいこと

 

勉強について

勉強に関する教育方針について、悩みを持っている親は多いかと思います。

勉強って何のためにするの?大人や親になったら勉強しないの?
といった素朴な疑問を投げかけられる機会もあるはず。

子どもに対する勉強の方針や今後の自分の勉強について少し考えるにあたって、過去を振り返り、ポイントを整理してみました。

 

自分の場合

・両親から、勉強をしなさい、と言われたことはほとんどなかった

・塾に通ったのは中学3年と高校2年後半からの合わせて3年弱。どちらも自分から塾に行きたいと親に相談し、すぐに行かせてくれた

・勉強に対してどこか冷めた感情があり、「勉強=受験のツール」という印象が強かった

・同時に、受験ツールが弱いと、「人生の選択肢が狭くなりそうだな」という漠然とした不安があった

・なので、高校受験までには「テストで点数を取る方法」を習得しないといけない、
という課題意識(と諦めにも似た感情)を、小学校高学年頃から持っていた

・中学2年生頃からスイッチが入り、テストで点数を取る方法を見つける、という作業に注力し始めた

・なんとなく点数を取るための段取りや方法を掴めたので、高校受験、高校生活とも大きな問題はなかった

・「大学受験」というイベントを経験するために、指定校推薦(受験不要)は選ばず、普通受験を選択した

・大学受験時はしっかり勉強した。人生で唯一、朝から晩まで勉強に勤しんだ1年強だった。

・ただし、点数を取ることに集中したので、勉強した内容が定着しないのが問題だった

 

良かったこと

振り返ってみると、自分の勉強に対する姿勢はあまり褒められたものではないな、と思います。
学歴社会かつ大企業神話を前提にした完全な効率主義。自分のことながら中身がペラペラです。

一方で、恵まれていたな、と思う点は

・親が勉強に口煩くなかったこと(結果で示さねば、という思考になれた)

・塾に行きたいと言ったら即座に行かせてくれたこと

・「勉強(というか成績や点数)が自分の人生の選択肢を広げるもの」という意識があったこと

・学生時代、勉強に集中した期間が比較的短かったこと(友達と過ごす時間をたっぷり取れた)

・普通受験を選んで、勉強に集中する期間を強いたこと(それなりの苦労はした、という自信に繋がった)

・学習するコツ(ゴール設定、段取り、効率意識)を身に着けることができたこと

 

子どもたちに伝えたいこと

当時は言語化することができていませんでしたが、

勉強は自分の人生を楽しむためにやること

に尽きると今は実感しています。

小さい頃から確固たる夢や目標がある人は多くありません。
どういう道に進んでいくのか、大人になれば自然に見えてくるかと思いきや、20歳を過ぎても定まらない人の方が一般的かと思います。

いざその時になって、就きたい職業や行きたい会社があっても、選択する機会すら得られないことがあるのが現実です。

嫌な言い方をすれば、勉強から逃げ続けると、やりたくない仕事を選ばざるを得ないリスクが高くなる
こういう社会構造は、残念ながら、当面は続くのではないかと思っています。

✓今はやりたいことが分からなくても、やりたいことができた時に選べる選択肢は多い方がいい。

✓人生に遅すぎることはないにしろ、できるだけ早めに勉強とキチンと向き合い、何かを学習するコツを身に着けている方が良い。

そういうことを子どもたちには伝えていきたいと思います。

もちろん、子どもたちが夢中になれることや、自ら機会を欲したことに対しては最大限応えてあげられるようにしたいと考えています。

 

大人になってからの勉強

大人になっても勉強は続きますが、子どもの頃よりも目的がハッキリしている勉強が多いかと思います。

仕事のための知識やノウハウの習得、生活を豊かにするための知恵や工夫の学び。

インターネットで検索したり、ブログやSNSで情報を得たり、本を読み漁ったり、資格などを取るために、各自で勉強を続けていることでしょう。

皆さんそれぞれが、自分の人生を豊かに、楽しくするためにしていることですね。

金融教育(資産運用や金融リテラシー)については、自分の学生時代にほとんどなかったものですが、これからは基礎教育の中に組み込んで欲しいと思います。

自分は社会人一年目から資産運用を始めて、それこそ失敗も重ねましたが、やはり金融リテラシーに意識を向ける向けないで、ライフデザインが大きく変わることを実感しています。

今は海外赴任中なので、現地の仕事に関連して学ぶことが多いですが、本テーマの趣旨でもある、人生そのものを最大限楽しむ方法について、並行して勉強しているところです。

続く

 

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