子離れのとき

家族

サッカーの試合の帰り道。

息子は友達と一緒に前を歩いて駅まで向かっていた。

もう家族と歩くよりは友達と歩きたい年頃なんだなぁ、などと考えながら寂しく眺める。

すると息子が「買ったばかりの水筒を忘れた」と言ったので一緒に歩いて取りに戻ることになった。

何気ない会話をしていると、自然に手を繋いでくれる。

平静を装っていたが少し涙ぐんでしまった。

そろそろ潮時だとは分かっているからこそ握る手に少し力がこもる。バレないように、少しでも長く、繋がっていたかった。

子育てをしていて、寂しさを感じるタイミングが増えてきた。

10歳までに一生分の親孝行は十分にしてくれたと思う。

意識して子離れしないと拗れた親になってしまうのだろう。

これまで以上に子どもを信じて見守っていきたいと思った。

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