自分の子どもに最も鍛えて欲しい力はなにか、と問われた際の答えは
「想像力」だと考えています。
(あとは論理的思考力とか、プラグラミング能力とか・・・)
想像力って?
ここでいう想像力とは「目に見えないものを、頭の中で思い描く力」を指します。
目に見えないものというのは、人の気持ちや感覚、概念、時間などです。
なぜ想像力が大切だと思うの?
想像力が、あらゆる力の源になるからと考えているからです。
✓ 理解力
✓ コミュニケーション力
✓ 交渉力
✓ 提案力
✓ リスクマネジメント力 など
極端な言い方をすれば、想像力が豊かな人は、それだけでうまく世の中を渡っていけると思います(ただし、想像力を生かす実行力(実践力)も大切)
逆にいえば、想像力が貧しい人は、努力を重ねても苦労することが多い印象があります(語学力やPC能力が高くても組織の仕事ができないタイプ)
想像力はどうすれば鍛えられるの?
1.視点を増やす
2.客観視できるようになる
この2つができるようになると、想像力が磨かれると考えています。
1.は色々な角度から、物事を見る力を養います。
2.は自分の見方を、外側から評価する力を養います。
ポイントは、どちらも重要だということ。いずれかが欠けてもいけません。
両輪が上手く回り出してから想像力が磨かれていくと思います。
年を取って頑固になるケースは、このバランスが崩れ出すことが原因ではないかと、私は考えています。
年を重ねれば自然と経験が増え、視点が増えたような気がしてきます。なんでも分かったような気になった上、自分を客観視できなくなると、扱いづらいオジサン・オバサンになってしまうのです。
自分も年齢的にはオジサンに片足を突っ込んでいるので、本当に気を付けなければいけません。
年をとっての、説教、自慢話、思い出話は極力控えましょう。

視点の増やし方は?
視点の増やし方を大きく3点に集約してみました。
・人に興味を持つ
・出来事に関心を持つ
・色々なことを経験する
人や出来事に興味や関心を持つ、というのは正直面倒ですね。私も苦手なタイプです。ただし、難しく考えすぎる必要はありません。
人の喜怒哀楽に目を向けて、出来事の原因と結果を考えてみてください。人や出来事に関心を持つ、というのは誰かの疑似体験をしてみる、ということです。
そういう意味では、本や映画を観るというのは、誰かの疑似体験をすることなので手っ取り早い方法ですね。たくさん本を読み、たくさん映画を観ましょう。
経験する、というのは億劫なことではありますが、機会を逃さず、できる限り多くの経験を積んでいきましょう。失敗など気にする必要はありません。失敗は成功に繋がるプロセスだからです。
客観視の鍛え方は?
基本的には、視点が増えると自分のことも客観的に見えてくるものです。
ただし、必ずしもそうではないケースもあります。知識だけ多くて空気が読めない頭でっかちタイプは、視点だけ増やして客観視ができていないパターンです。
ではどう判断するか?
仕事以外のことで、意見や感想を求められる機会が多いかどうかを考えてみてください。
相談事は、キチンと物事を見れる=客観的に判断できる(と思われている)ひとの周りに集まるからです。
あまり意見を求められないな、と思った場合は、貴方が客観視できていない可能性があります。自分の意見ばかりを通していないか、選り好みをしていないか、断定ばかりをしていないか、など振り返ってみましょう。
最近は、メタ認知、などとも呼ばれていますね(何となく好きなワードではありませんが)
結局、想像力が上がれば、いいことあるの?
想像力が、あらゆる力の源になると考えているのは先に述べた通りです。
✓ 理解力
✓ コミュニケーション力
✓ 交渉力
✓ 提案力
✓ リスクマネジメント力
想像力がある人は、物事の本質をキチンと考え、相手の気持ちや求めることを考えた上で、行動するようになります。これらの力は確実に仕事力アップに直結します。
備忘録として図に纏めました。
仕事で伸び悩んだら、想像力に意識を向けてみよう
仕事ができる人や魅力的な人と、それ以外の人との違いを突き詰めていくと、いつも行き着く「想像力」に焦点をあてて、整理してみました。
この記事を書いてしまった以上、想像力が欠けた人間にはなれません。
自分の心にも深く刻んだ上で、さらに精進していきます。
誰かの参考にもなれば幸いです。

おしまい
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