私の処世術の一部を紹介します。
主に仕事に関係することですが、私生活においても応用が利くことだと思っています。
プロを見つけて味方を増やす
個人でこなせる仕事の量と範囲には限度があります。
リアルタイムで全てを把握し、独力で対処することは不可能と割り切って、その道のプロを見つけることに注力しましょう。
プロを見つけたら、最初は気になることを色々尋ねてみてください。
自分の得意分野を聞かれてイヤな気持ちになる人は少ないので、喜んで教えてくれるはず。教わった後は大げさなぐらいに感謝し、「また分からないことがあれば教えてください」と次回に繋げる一言を忘れずに。
社内外を問わず、プロの知り合いが増えてくると、仕事のスピードや質が向上するようになります。
ただし、以下のような行動は厳禁です。
プロに嫌われると逆に社会での生活が苦しくなるので、マナーとエチケットには十分注意しましょう。
<NG行動>
・調べればすぐにわかることまで聞く
・同じことを何度も聞く
・相手の都合を考えない(時間を奪っていることを自覚しない)
自分の性格として分からないことがあると不安になるという特徴があるので「詳しい人を見つける」というのは、一種のライフワークにもなっています。
任せ上手な人になる
人に任せるというのは、それ自体が奥の深い仕事の一つです。
年を重ねても「任せること」が苦手な人は意外に多く、人に仕事を任せる能力があるか、で人事考課でも差がついてきます。
仕事を「任せる」と「放り投げる」は全然違い、仕事を任せる時には下記のような手順を踏みます。
✓段取り
・任せる仕事の本質(目的やポイント)をキチンと理解する
・仕事を回収した後のスケジュールをイメージする(※)
(※)納期に余裕を持たせるか、最悪の場合、自分や他者でバックアップができるか等
✓任せ方
・状況に合わせて、ゴールの難易度を設定する
・任せる相手に合わせて、指示の出し方を工夫する
✓アフターフォロー
・任せた仕事の進捗を確認する
・悩んでいる所、つまづいている所を確認し、改善に繋げる
・成果や過程を褒める(認める)
上記のような手順を踏まずに、右から左に流すだけの作業を「放り投げる」といいます。
年次が上がると、人の仕事を回収して纏めていく機会が増え、任せ上手な人と任せ下手な人の差がはっきり見えるようになります。
任せ上手な人の仕事っぷりを真似すると良いでしょう。
任せ上手な人は、新しい仕事に取り組むことができるので、自然と可動領域が広がっていきます。
自戒
偉そうなことを書き連ねましたが、本記事で書いたことはOJTリーダーの教えや失敗からの学びを言語化したものです。
現在は、人に任せる仕事の比率がだいぶ増えてきたので、試行錯誤を繰り返す毎日。
「知っている」のと「意識して実践する」ことは天と地ほどの差があるので、自戒の念も込めて、改めて整理しました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
おしまい
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