リテラシーは鍛えられる(はず)

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リテラシーの鍛え方

前回(リテラシーについて)のおさらいです。以下が、私が思うリテラシーの鍛え方。

STEP.1 STEP.2 STEP.3
TVのニュースを
見ない
事実、推測の
区別をする
根拠、矛盾を
考える
調べるクセを
つける
主観、客観の
区別をする
自分に置き換えて
想像してみる
情報の水源を
見つける
比較するクセを
つける
実際の行動に移す
(活用、応用)

少しずつ慣らしていくのが大切と思います。

 

STEP. 1

STEP.1は、主体的に情報を取りに行く練習です。

出来合いのハンバーグを買うのではなく、ハンバーグの元となる牛肉を選びに行くイメージ。

TVのニュースを見ない

情報は、それを扱える時間の枠や文字数の制限、編集者の志向によって、形が大きく変わります。
そして、そういった制限や志向の影響を最も受けやすいのがTVのニュース、特にワイドショーです。

放送可能時間、スポンサー、局や番組の方針など、外的要因が多すぎて情報の原形が不鮮明になることは珍しくありません。スパイスを振りすぎて、素材の味が全く分からなくなった料理をイメージしてください。

以前から、オールドメディアの報道姿勢がネット上で指摘されることはありましたが、SNSの爆発的な普及により、ようやく「切り取り報道」や「偏向報道」が一般的に認知されるようになってきました。

ある程度リテラシーを持った上でワイドショーを見ると、情報にどれほどの色がついているかが分かるので、それはそれで面白くもあります。

✓ 調べるクセをつける

今のご時世、スマホがあれば一定の情報が自動的に入ってくるかと思います。

大事なことは、分からないことを放置せず、すぐに調べるクセをつけることです。
分からない→調べる、という脊髄反射を身に着けることが重要です。
内容を細かく理解する必要はありません、ざっくりでも理解しようとすることが重要です。
大切なことなので、もう一度言います。

分からない→調べる、という脊髄反射を身に着けてください。

加えて、情報元を意識して確認してください。一般人・専門家・国籍・団体・企業etc..
内容にすごく信憑性があるのに、情報元がすごく怪しい団体だったりすることはよくあります。(そういうのも嫌いではないですが)

情報の水源を見つける

調べることに慣れてくると、「この人の説明は分かりやすい」、「いろいろな視点を持っている」、「自分の意見とは違う」など、タイプや好みが見えてくると思います。

フラットな視点を持っている情報元がベターですが、最初は自分の好みやタイプでも構いません。自分に合った情報元をフォローして、定期的に情報が入ってくるように設定してください。

政治、経済、IT、金融など、各分野で自分にあった情報の水源を確保できれば、STEP.1はクリアです。

 

STEP. 2

STEP.2は、得た情報を吟味する段階です。

といっても難しく考える必要はなく、「区別と比較」をしましょう、という話。

✓ 事実、推測の区別をする

「起きたこと=事実 / 起きそうなこと=推測」ぐらいの違いは、慣れればすぐに区別できますが、
「予定されている/ 計画された」のような、紛らわしい表現が出てくると意識して区別する必要があります。頭の中で、事実フォルダと推測フォルダに分けて整理するようにしましょう。


✓ 主観、客観の区別をする

主観:本人の好みなど、本人だけが感じるものの見方
客観:調査データなどが存在したり数値で測れる見方

言い回しが上手くてどれだけ納得感があっても、明確なデータや数値がないものは、主観的なものであると理解し、その前提で判断してください。内容の良し悪しは別物です。
ここでも頭の中で、主観フォルダと客観フォルダに分けて整理するようにしましょう。

✓ 情報を比較するクセをつける

特に気になる情報は、複数のソースやコメントを必ず見比べてください。同じことを報じているはずなのに、ポイントやニュアンスが違っていることに気づくはずです。コメントの傾向(賛否)が異なるのも面白い点です。

前述しましたが、比較するためにTVのニュースを見るのはあり、だと思います。
主要な情報元として、TVニュースを見るのは「なし」です)

STEP. 3

STEP.3は、得た情報を調理する段階です。

これまでは素材の扱い方がメインでしたが、仕上げとして情報を自分の血肉としていく作業です。

✓ 根拠、矛盾を考える

整理した情報を眺めて、根拠が明確か、矛盾がないかを考えて、「自分なりの結論」を出してみましょう。明確に白黒を付けることが重要ではなく、そのテーマについて少し深く考えることが大切です。

色々なテーマについて、概要をサラリと説明し、意見を述べる人って素直にカッコいいですね。

✓ 自分に置き換えて想像する

大抵の情報は、実は自分の生活に関係することであったりします。遠い世界の出来事だと思っていたことが突然身に振りかかることも。新型コロナなどは最たるものですね。

この情報は、「自分の生活のどういうところに関係するだろう」ということを想像するクセをつけてください。(ただし、ネガティブな情報には心を寄せすぎないように気を付けてください)

想像する力、というのはとにかく大切です。

✓ 行動する(活用、応用)

今も昔も「知らないと損をする」世の中です。
情報量が増えた近年は、特に拍車がかかっているような気もします。
得する知識も、生かさない限りは宝の持ち腐れ。

「換金できる知識」は、行動に移してお得に変換しましょう。

「守りの知識」は、それを生かして防御力を高めてください。

情報を使いこなして、スマートに生きよう

リテラシーの鍛え方について紹介してきましたが、改めて大切なリテラシー項目もおさらいしておきます。

項目 主な目的
メディアリテラシー 情報の手綱を自分で握る
(情報に踊らされない)
ITリテラシー 生活を効率的にする
自分のITシステムを守る
ネットリテラシー ネット経由で他者を攻撃しない
自分の心身を守る
金融リテラシー お金を正しく管理し、育てる
(お金に支配されない)

少しずつ知識が増えて行動に移していくと、世界が自分と繋がっている実感が沸いてくるようになります。

激動の時代、リテラシーを鍛えて、上手に波を乗りこなしましょう。

 

 

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続く

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